11月16日・17日に第68回埼玉県高等学校演劇中央発表会が彩の国さいたま芸術劇場の大ホールで開催され、審査の結果、新座柳瀬高校は最優秀賞を頂きまして長野県茅野市の茅野市民館で開催されます第55回関東高等学校演劇研究大会へ推薦されることとなりました。新座柳瀬が県の最優秀賞を受賞したのはこれが初めてのことです。
中央発表会でお世話になりました全ての皆さまに御礼を申し上げますとともに、会場に足を運んでくださいましたお客さまにも感謝申し上げます。温かな雰囲気の会場での上演できましたことは、部員たちにとっても良い経験になったことと思います。ありがとうございました。
今回の作品『 [hénri]! 』はジョージ・バーナード・ショーの『Pygmalion』をベースとしていますが、同じ恋愛喜劇の『Love&Chance!』や『Ernest!?』とは少し異なる作品です。コメディーの仕掛けで盛り上げていく作品とは異なり、後半に向けて、お客さまの反応を感じにくくなるので心配していたのですが、幕が下りた時にいつもと同じように温かい拍手を頂けたので少し安心しました。
3年前に『Love&Chance!』で中央を抜けて、関東を抜けた頃は、県内外を問わず、新座柳瀬を見たことがない方が圧倒的に多かった訳ですが(その前年まで4年連続で地区止まりでしたので)、それから3年が経ち、埼玉・新潟・宮城・東京・愛知・山梨・栃木・広島・佐賀と上演してきた中で、新座柳瀬を巡る状況は随分と変わったなぁと思います。最近は随分と遠くの方からご声援を頂いたり、稽古の見学に来ていただいたりすることも増えています。上演している方としては、あまり変化している自覚はないのですが、興味を持ってくださる方が増えるのは良いことだと思います。
以前はウチの芝居が始まると、『これは一体どう反応したら』という空気が漂っていましたが、最近はウチの芝居を目当てに来てくださる方も増えてきていて、そう言った意味では上演しやすい雰囲気になってきています。また、県の中央発表会は知り合いの方々も観に来てくださり、色々な感想を伺える貴重な機会でもあります。一番、継続して見てくださっているのは地区や中央に足を運んでくださる方なので、どういう風に見え方が変わっているかなどが良くわかります。
今回もnatsuさんやyassallさんをはじめ、坂戸の小父さんやりゅう先輩など多くの皆さんから感想を伺ったりしましたが、今年はそれ以外にも県内の若手の顧問の皆さんから色々と感想や「脚本読んでみました」などと声を掛けられることがありました。これは今までなかったことです。でも、思い返してみれば、顧問になって15年目、僕が顧問になった頃の坂戸の小父さんやコイケ先生の世代に差し掛かっているのだから、僕がお二人を見ていたような感じで僕のことが見えているのかも知れないなぁと少し感じました。それが良いのか、悪いのかは分かりませんが・・・
最後に。今回、初めて年明けの関東大会を迎えます。これまでの3回はクリスマスの関東大会でしたので、スケジュールの感覚が掴めずにいます。なので、まずは色々と情報収集から始めてみます。そして、新座柳瀬の旅も長野県で記念すべき10都県目となります。また、新たな会場で楽しんでいただけるのか、楽しみです。
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