第67回埼玉県高等学校演劇中央発表会(御礼)

11月17日・18日に第67回埼玉県高等学校演劇中央発表会が彩の国さいたま芸術劇場の大ホールで開催され、審査の結果、新座柳瀬高校は優秀賞一席を頂きまして栃木市栃木文化会館で開催されます第54回関東高等学校演劇研究大会へ推薦されることとなりました。

中央発表会でお世話になりました全ての皆さまに御礼を申し上げますとともに、会場に足を運んでくださいましたお客さまにも感謝申し上げます。温かな雰囲気の会場での上演できましたことは、部員たちにとっても良い経験になったことと思います。ありがとうございました。

さて、中央発表会を終えて最近思うことをつらつらと。

まず、ウチのこと。

新座柳瀬に異動して以来、『お客さまに楽しんで頂くこと』と中心に据えて取り組んできました。最初の頃は全く理解されず、柳瀬で最初の中央発表会の時には『あんなことを生徒にさせて』とか、『あんなのは高校演劇ではない』とか言われ、しかし会場が沸いてしまったものだから挙げ句には『会場にサクラを仕込んだ』とか散々、心ない陰口を叩かれたりもしました。

そんな時代から考えれば、最近は色々なところで公演させて頂く機会を得て、ウチのスタイルを多くの方々に知って頂き、やっと1つの演劇の形と受け入れられるようになりつつあるのかなと感じています。今回も客席の雰囲気はとても温かく、物語が進むにつれ、話が伝わっているからこその反応も頂け、まだまだ改められることは多くありますが、今の時点でできることはできたのではないかと思っています。

講評では中村勉先生がもの凄くクリアに『高校演劇』について説明してくださって、その中で新座柳瀬については『演劇そのものが学び』と仰って頂けたのがとても嬉しかったです。なんかね、新座柳瀬の『高校演劇』での居場所を『ここです』と教えてもらったような気がしました。

次に運営のこと。

今年から事務局長になったとはいえ、この数年で分業が進んでいるので、それほど多くのお仕事が降りかかってきたわけではありません。それに今回は出場校になったので、最大のお仕事である審査員対応は前事務局長にお願いしたため、ほぼ居るのがお仕事という感じでした。そんな中、色々と変更した部分で上手くいったところ、上手くいっていないところ、長く受け継がれているものの中で再点検が必要になっているところと問題点が色々と見えてきました。当面は次の関東大会までに運営体制をもう少し整備する必要がありそうです。

そんな中、観客動員は昨年比で大幅に増加したのは分かりやすい成果かなと思います。昨年が1演目当たりの平均入場者数が283名から411名に回復しました。日程が東京都大会と重なっていたことを考えれば十分な結果かなと思います。今年は5月の連盟総会でも、中央発表会の出場校打合せでも、とにかくあらゆる手段を講じて、お客さまを会場に呼ぶ努力をしてくださいと呼びかけました。その呼びかけに、上演各校が真摯に向き合ってくれたのかなと思っています。このくらいで1階席はほぼ埋まるのですが、まだまだお客さまを呼べると思います。これは継続していかなければならないと考えています。

これから先、しばらくは中央発表会については運営者としての視点がどうしても入ってくるので、純粋に上演の感想とはならないのですが、発表会の充実を目指して、頑張っていきたいと思います。

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